■懐中電灯だけで魚とり


夜遅くまでお酒を飲んで、ほろ酔いで砂州にいくと、
島の若者たちが懐中電灯を持ってなにかやっています。

ん・・・・・・?

遠くにいる一人が、陸から100m程先の海面を懐中電灯で照らしています。
まるで光線ビームのようです。
そのままゆっくり、光線ビームを砂州に近づけます。
よく見ると光の中に銀色のものが光ってます。

うげげげ!光をめがけて魚が飛んでくる!

そのまま光で誘導して、一気に砂州へ。

ぴちぴちぴち!!!

魚が打ちあがってる!懐中電灯1本で魚を釣っちゃった!!
近くにいた日本語が少しできるジュマール君がおしえてくれました。
バラクッダ、という魚で、光めがけて突進してくる習性があるそうなのです。

すげえすげえすげえ!!(我々大喜び)

あまりに見事なので、喜んでみていました、



しばらくすると、「もうすぐ雨がふるよ」・・・とジュマール君がいいます。
こんなに晴れて星空も見えるのに?

その5分後。
ぽつ、ぽつ、ぽつ、ドシャー!!!

全員屋根の下に避難。
ほんとに降ってきた・・・・・・・、
「大丈夫、30分位で通り過ぎる」・・・とまたジュマール君がいいました。
30分後、これまたぴたりと止みました。
そして光線魚釣りが、再開されました。


「いつ帰るの?」とジュマール君
明後日の朝に出発するよ。
「じゃあ、明日夜、グッバイパーティーしようか」
おお、いいよ、サンキュー。
「島の中で、歌の上手い奴とギターの上手い奴を連れてくるよ」
オーケー、じゃあ明日の夜。
「じゃ、また。」

すっかり酔いもさめ、すげえなー、と感心しながらコテージに戻ったのでした。