■極楽の飲み会


カオハガン島に来る方々は、たいてい崎山さんの著書を読んできています。
僕も出発前に3冊、飛行機の中でも1冊読みながらやってきました。

興味のある本を読んできて、
実際にその島に到着したらその本の著者がいて、
お酒を飲みながらユックリ話ができるのですから、よくよく考えると凄いことです。

ちびまる子ちゃんを読んだ後に、さくらももこさんとお食事するような。
タイタニックを観たあとに、デカプリオさんと一緒に飲むような。
たぶん、そんな感じの贅沢です。深い深い時間となりました。

到着した日の夜から、食卓を囲んで話は盛り上がりました。
そよそよと風が吹き、見上げると椰子の木。そして満天の星。
話題が自然と、島のこと、日本社会のこと、地球環境のことなどに集中します。
仕事帰りに新橋で飲んでいるときとは、会話も環境もエライ違いです。


南の島で飲むビールは、とても美味いんですね。ドンドン酒が進みます。
ラム酒も1ビン40PHP(¥100チョイ)と格安です。
気持ちよく酔ってくると、崎山さんや青木さんにいろいろ言う人も多いと思うんですね。ああした方がいい、こうした方がいい、と言いたがりの忠告もあると思うんですね。

やはりこの島の場合、書籍などで島のことをある程度知ってからいくべきかと思います。それだけで何倍も楽しめますし、皆でよい時間が過ごせるのではないかと思います。元サラリーマンが買った南のキレイな島、というその現実離れっぷりが有名ですが、実際はその後の歴史の方がずっと面白いのです。これを知っているか、知らないかで、すべての場面において受ける印象がえらい変わってきます。

マネージャーの青木さんも、島についてなにを尋ねてもキチンと応えてくれます。まったく嫌味がありません。おさる君が「えらい博学だなぁ」と絶賛。青木さんは、ここにいたら誰もオヨメにきてくれないと嘆いていましたが、ここに居るからこそ、ナチュラル派のスバらしい感性を持った女性が日本から来るに違いなく、おそらく次回行ったときには状況が変わってるかもしれません。この日は崎山さんも、来年出版する本を書き上げた、とのことで一緒にお酒を飲まれました。

終電も気にせず、お金も気にせず、南の島での楽しいお酒。
そんなこんなで、カオハガン島の夜は更けていくのでした。

テーブルの上にあった、
貝の手作りランプ。

こんなにもやさしいランプは
みたことがありません。
光の濃淡も美しく、
ずーっと眺めてても飽きません。


ふと下をみると、巨大なヤドカリがあるいていました。ソフトボール位の大きさです。ラム酒の前に置いて撮影。


来るときに読んできた本。
折角なのでサインを描いてください、とお願いしたところ、「明日まで待ってください」、と本を持っていってしまいました。スグ描けると思うんだけどなぁ・・・・・・と思っていたのですが、翌朝、こんなスバらしいサインをいただきました(涙)。ありがとうございます。